zoo
ブカレスト予選で使っていたSpecialistルールのzoo。
ベスト8が2回、あとソウル予選でも同じようなリストで準優勝が1回(そのときは優勝しないとダメなときだった)。
抜けてドヤ顔で記事を書きたかったが抜けられないまま新環境に突入することが決定した。
マッチ相性
個人的にはこんな感じだと思っている。
サメローグ:微有利
サイクロンメイジ:微有利
メカハンター:有利
ミッドレンジハンター:五分~微不利
爆弾ウォリアー:不利
Secondary、Tertiaryの狙い
ウォリアー以外に明確にきつい相手が存在しないので、一つは幅広く見られる構成にした。1戦目からウォリアーに戦えるようにしたうえで、2戦目で対ウォリ用のカードを抜く、という形にした。
2戦目からは、
ウォリアー以外:Secondary
ウォリアー:Tertiary
を使用。
(コントロールシャーマンなどはその限りでない)
各カード採用理由
Primary
エルフの射手:1マナの数合わせ。ウィッチウッドのインプなどよりはボードの取り合いで役に立つ(と思っている)。絨毯が強力なので、半端なカードを入れるよりは1マナミニオンの数を増やした方が多分強い。
チョッキンガー:できれば採用したくない、zooでは弱いカードだと思っているが、Tertiary選択時に強力なカードになるので採用している。
ラファーム:対ウォリアー以外であまり役に立たないが、ウォリアーに1戦目からそれなりの勝率を出すために採用。
Secondary
チョッキンガー、ラファームは対ウォリアーを除いて不要なので抜いた。
魂の炎:除去にもバーストにも使えて強い。メイジのノヴァ+巨人を返しやすくなったり、ハンターの狂乱スケイルハイドを触れずに倒せる点などが強力。Primaryよりも取り回しが悪いカードが増えているが、リロイ+魂の炎ならバーストがとてもしやすいし、魂の炎+使えない人身御供などなら捨ててしまえばいい。
リロイ:最近のzooで抜かれていることも多いが、言うまでもなく強力なフィニッシャー。
Tertiary
1マナの中でも弱めなカードと、それを抜くことに伴い弱体化する絨毯、巨人を1枚ずつ抜いた。アージェントは結晶術師と比べて1点*2で倒されるのが対ウォリアーで明確に差が出る部分。
メカの採用について、マイクロロボ操縦者やヘンチ・クランの妖婆などの方がzooとシナジーするものの、出陣の道などでまとめて除去されてしまうため体力が高いミニオンを優先して採用した。以前は自己増殖メナスも採用していたが、単体だと4ターン目出陣の道で倒され、超電磁しても民兵指揮官で倒される体力になってしまうため抜いて2枚目のウォーギアにした。
カッパーテイルモドキ:ローグなどでも使われる対ウォリアーで有効なカード。出陣の道*2を耐え、民兵指揮官が出てくるターンをやり過ごし、超電磁につなげることができる。
ウォーギア:超電磁したときに非常に大きな打点となり、体力が6以上になるために民兵指揮官で倒されない。ウォリアー側の処理が大変なカード。
ジリアックス:単体でも使える優秀なカード。回復が有効に働くこともままあり、自己増殖メナスなどよりも優先して採用すべきだと感じた。
対戦相手ごとのマリガン、プレイング
対ローグ
○マリガン
絨毯、ヴォイドウォーカー、結晶術師、炎のインプ、異才、卵
異才がキープできている場合:アージェント、メカンガルー
後攻で異才+卵の場合は1マナを返して絨毯を探しに行く
先攻で絨毯2マナ残りキープしないカードなら絨毯のみ残す。後攻なら絨毯+2マナもキープ。
○プレイング
・先攻2ターン目ではSI7を意識する。具体的には、ジャグラーやダイアウルフリーダーを出さない。このマッチに限らず、ダイアウルフリーダーはそれによって有利トレードが発生する場面を除いて手札に残す。
・悪の手先など1/1は積極的に有利トレードを仕掛けていく。ブリンクフォックス、強盗についてはダガーでボードを制圧されかねない状況であれば、1/1*3のようなトレードはせず無視して顔面に行く。後にダイアウルフ、鬼軍曹、人身御供などでよりよい形でのトレードが望めるし、影隠れをこれらに使われるのは怖くない。
・悪漢は犠牲が少なく取れるのであれば取る、そうでなければ多少のリスクはあっても無視する。影隠れや進化されるよりも1/1が4つ吸われる方がよっぽどきつい。
・SI7とブリンクフォックスはSI7を優先して倒す。
・絨毯の体力に気を付ける。血の復讐+ヒロパで5点出るので1/1とのトレードに回すリスクを忘れない。
・このマッチのスカラベの卵は強力なので、現時点で割るカードがなくても優先して出す。もちろんダイアウルフを出してトレードしないと悲惨なことになるならその限りではない。
対サイクロンメイジ
○マリガン
絨毯、ヴォイドウォーカー、結晶術師、炎のインプ、異才
異才がキープできている場合:アージェント、メカンガルー、卵
1マナがキープできている場合:ダイアウルフ
先攻で絨毯異才残りキープしないカードなら絨毯のみ残す。後攻なら絨毯異才もキープ。
○プレイング
・遅いターンの卵は邪魔になるので基本的に出さない。割られてノヴァ+海の巨人などが来ると目も当てられない。早いターンでも異才がない場合は他のカードを優先する。
・相手の海の巨人のマナコストを考えてボードを広げる。
・ノヴァ+巨人などを考えて絨毯が場にいるときは1マナを手札に残すことも考える。場のダイアウルフなど合わせて8点が手元から出るのが理想。
・残す1マナがアージェントやメカンガルーの場合、退場しないのでボードが埋まることを踏まえて考える。考えてないとミニオンが足りてるのに出せないということが起こる。基本的にはこれらのカードは残す側でなく優先して出す。
・手元から絨毯+1マナのみで8点を出すのは炎のインプ、鬼軍曹、手先、呪文が絡まないと厳しいというか無理なことが多いので、無理そうなら割り切ってプレイする。
・このマッチのダイアウルフリーダーはフェイスへのダメージを意識してプレイしてよい。
・ミラーイメージ、弟子、サイクロンなど体力2のミニオンが多いため、普段は離しておくことが多い絨毯とダイアウルフも、炎のインプなどよりは優先して隣においてよい。
普段 : 絨毯 炎 狼 結晶
メイジ: 絨毯 狼 結晶 炎
対メカハンター
○マリガン
絨毯、鬼軍曹以外の1マナミニオン、異才、卵
炎のインプ以外の1マナがキープできている場合:ダイアウルフ
後攻でアージェントかメカンガルーがキープできている場合:鬼軍曹
○プレイング
・とにかくゴブリン爆弾も含めてボードをひたすら取っていく。
・それが徹底できている状態で、こっちの一番の負け筋はランチャー+ヴェノマイザーなので可能であればそれをケアする。電設ロボでコストが下がっている可能性のあるメカの数は把握する。ケアの方法は卵など断末魔ミニオンやアージェントを割らずにとっておき、それと合わせてダイアウルフなどの火力アップを手札に残すこと。絨毯が2枚ある場合は片方1マナミニオンと合わせて手札に残すこと。ボードは途中からオーバーキル気味になることが多いので残してもそこまで不利にはならない。
ただ魂の炎があるSecondaryと比べて、Primaryはケアできる状況がかなり限られるためあきらめも肝心。
・最序盤のボードの取り合いに気を付ける。特にこちらが後攻でメカンガルー+ヴェノマイザーを食らうことが最悪の序盤なので、それを意識する。後攻で鬼軍曹を残すのはそのため。
・なので相手メカンガルー後の後攻1ターン目に1/3とメカンガルー(アージェント)なら後者を出していく。コインで両方出すのはリスキー。3/2+1/3も、基本的に3/2のみ出す。
対ミッドレンジハンター
○マリガン
絨毯、鬼軍曹とエルフの射手以外の1マナミニオン、異才
1マナがキープできているor後攻:エルフの射手
炎のインプ以外の1マナがキープできている場合:ダイアウルフ
後攻でアージェントかメカンガルーがキープできている場合:鬼軍曹
○プレイング
・最序盤で気を付けるのはハイエナ。4/3となったハイエナが取れないと大変なことになる。
・4ターン目以降の猟犬+森林オオカミ、5ターン目以降の猟犬+ハイエナ、6ターン目以降の猟犬+ハイエナ+森林オオカミには注意する。特に呼び出しが入った後だと可能性は上がる。
・具体的にはヴォイドウォーカーの体力を3に保つ、人身御供がそこまでアドにならなくても使ってしまう。
・猟犬がケアできるかどうかは引きにかかっている部分が大きいので諦めも肝心。
・卵は割るのであれば可能な限り早く割る。
対爆弾ウォリアー
○マリガン
ラファーム、炎のインプ
(Tertiaryでもメカをキープすることはない)
○プレイング
・大きく分けて勝ち方は二つあり、普通に殴り倒すこととラファームの力で勝つこと。
・殴り倒すには1ターン目に炎のインプが置けるかでだいたい決まってくる。置けないとそのように勝つことが難しい。後攻だともっと難しい。
・魂箱はリーサルが見えていない限り8ターン目以降(ラファームが見えたらプレイできる)に使う。
・ラファームは基本的に可能な限り早く出す。オメガデバステイターの効果が発動できるようになるまでにどれだけ大きなミニオンが出せるか変わってくるため。
・ラファームの強さは手札の数によって変わってくるので適当なミニオンを展開せずに残すことを意識する。